現場では取り付けだけ

ある水族館で「イペデッキの張替工事をしたい」とのご依頼がありました

数量がかなりの量で「現場で切断や穴あけをしたくないので、そちらで全部加工してから送って欲しい」とのことでした

図面を頂くとすべてが既製品外の特注サイズです

厚さ・幅・長さカット+ビス穴と皿ザグリの形状まで決まっていました

ビス穴をあける場合、大前提として材料に反りがあると穴位置がずれてしまいます

反りを直すために、この「厚さ・幅・長さカット」が必要でしたので、大変でしたがこちらも好都合の条件でした

しかし10トントラック1台分の数量を製作するとなると、もしミスが出た場合全て不具合になってとんでもないことになります

かなり緊張感のある製作でしたが、出荷した後特に何もなく完成したことを聞いてやっと安心しました

到着後は、現場の方は取り付けだけになるので時間もかなり早くできたそうです

現場作業の短縮にお役に立てて頂ければ嬉しいです

イペデッキの特注加工について https://www.ipezai.info/

イペの実験用治具

「木材でこんなものを作れないか?」

ユーザーさんから図面を頂き、条件として「高温の中で使用するので強い材料で作って欲しい」という事でした

強さで言うとイペかな、と思い形状としては複雑ではないので職人と相談して製作しました

さすがにこのT型まで切断→削り込みをするのは強度があるので大変でしたがなんとか完成しました

一体どんな実験で使うのか分かりませんが、世の中にはいろんなことをされているんだなと思いました

イペの特注加工品について https://www.ipezai.info/

一部分だけイペを使用

新しい濡れ縁が完成しました

今回少し変わっているのが、束柱だけイペであとはマニルカラで施工したことです

お施主様のご要望はオールイペで濡れ縁を作る予定でしたが、予算と折り合わなかった為、デッキ板・根太をマニルカラにしてコストを削減しました

イペへの信頼度が高く「一番腐食しやすい束柱はイペで」ということでここだけイペが残りました

こういった濡れ縁やウッドデッキはデッキ板よりもこうした下地の部分が大事で、この部分を丈夫な材質でしないと後々大変なことになります

今回は束柱がイペですからこの点は大丈夫です

安心して新調した濡れ縁を活用して欲しいと思います

イペの束柱について https://www.ipezai.info/