
「家の中の柱カバーをイペで作りたいんですけどこんなの出来ますか?」
図面を見ると今までしたことが無い複雑な形状の製品が描かれていました

「一回職人と相談させてもらっていいですかね」
「分かりました」
まず職人と相談する前にこれらの製品が取れる材料があるのかを確認してきました

かなり幅広の製品もあったりしたのですべて特注サイズの製作になります
こんな時の為の「大型盤木」を使うとしてなんとか材料取りは出来そうです

「イペでこんな製品作れる?家の中の柱カバーに使うんやけど」
「ほんなら人工乾燥で2回は乾かしてから作らないかんな。加工もかなりめんどいけど・・・なんとかいけるやろ」
「分かった!!ほんだらお客さんに言うわ」

理屈ではうまく行けるプランが出来ててもやはり出来上がるまではかなり心配でした
なんとか図面通りの製品を作り上げて納めた後でもやっぱり心配でした


「うまく取付出来たかな・・・」
「変なことになってないかな・・・」
しばらく経って完成の連絡を受けた時、ようやく安心することが出来ました
しかし完成した現場は見た事が無い仕上がりで「これは凄いなぁ」と感心してしまいました
正直、イペを柱カバーで使うという発想は我々では出ないモノだったので、お客さんこそイペの可能性を広げてくれるんだなとこの案件に携わって痛感しました
※イペの特注加工について https://www.ipezai.info/