「イペをラックの板にしようと思って」

「イペでこのサイズの板作れますか?」

「これは何に使われるのですか?」

「ラックの板にしようと思って」

これを聞いた時「乾燥度合いが一番重要だな」と思い、まずは「指定されたサイズの板が取れるのか」、次に「人工乾燥をかけてから製作」を工程に入れて作業開始しました

イペがいろんな場所に使用されるのはもう慣れてきましたので「ラックに使う」と言われても(とはいえほとんどないケースですが)、考えられる注意点を考えてそれに対する対策を立てました

イペは大前提として「屋外に設置するウッドデッキ」を想定していますので、ラックの板として使用するには乾燥度合いが足りないのです

乾燥していないと木材は徐々に変形するので「室内に使用するラックの板」として通用させるにはもっと乾燥させる必要があります

イペほど木質が密な材料はなく、木中に含まれている水分もなかなか抜けないのです

普通の木ならば人工乾燥は1回で十分ですが、今回は2回かけてから指定サイズに加工します

なんとか指定のサイズのイペ材を発送したところ、数か月後にラックの写真を送って頂きました

イペだけでなく合板などいろんな素材を使ってラックを作られていました

ウチから出荷する時は「ただのイペの板」ですが、こうして役割を持って完成したところを見ると「役に立ってる」と感じて嬉しくなります

イペはまだまだいろんな場所に使われることがある材料だと思います

その使用用途の事を考えて、これからもその対策と製作を実行し、またお役に立てられるような製品を作れるように頑張らなければいけないなと思います

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「長持ちさせてほしい」 現場の仕上がりでいろんな思いが垣間見える

お家の縁側を新しく作り直しました

「長持ちさせてほしい」

これがご要望でしたので、建築会社さんが選ばれたのが「イペ」でした

※イペとは https://www.ipezai.info/

以前あった縁側がどうやらすぐに腐食したらしく、今回は「長持ちさせる」ことにかなり注力する案件です

「イペ」は「長持ちさせる=イペ」という位、認知されているウッドデッキです

お家の方と直接お話しされた建築会社さんはその思いを十分に把握しているのでしょう

下地からデッキ板までオールイペで施工した後、表面塗装まで行いました

これにより更なる耐水性・耐久性のアップです

今回の現場は床下の下地(束柱・根太)も塗装をしているで「丁寧な仕事をされているな」と感心しました

時々、目に見える床材だけを塗装したりして、下地の部分を無塗装にしている現場も見かけます

しかし縁側でもベランダでも床板よりも下地の方が腐食しやすいのは明らかです

下地こそ腐食に対する対応を入念にすることが「長持ちさせる」本来のやり方です

確かに現実的に考えると気持ちも分かります

「目に見える部分だけをハードウッドにして、コストを下げる為に下地はソフトウッドで」

「下地にお金をかけて、デッキ部分をローコストの材料や処理にするのはおかしい」

お家の方の気持ちや予算の問題は現実的に大きいですので、建築会社さんにとっては常にその現場によって事情はあるのだと思います

今回はお家の方のご要望とご予算と建築会社さんの知識と技術と誠実さが結集した現場だと思います

材料を納めただけで偉そうなことを考えてしまいましたが、現場の仕上がりでその奥にあるお家の方・建築会社さんのいろんな思いが垣間見える気がします

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公園のベンチにイペ一枚モノ

公園で使用するベンチ材を製作しました

サイズが厚さ40mm・幅280mmとかなり広い製品でしたので、今回も特注サイズの製作です

業者さんが指定してきたのは「イペ」という樹種です

※イペとは https://www.ipezai.info/

「イペ」は公共施設に最もよく使用されている樹種で、その理由は「耐久年数の長さ」です

ベンチは雨に濡れる場所に設置するのですぐに腐食しては話になりません

「屋外耐久年数20年以上」のイペ材でベンチを製作すれば、その後も安心して使用することが出来ます

こうした幅の広い板だったり、100角を超える大きい角材もイペでは多いです

信頼されている樹種だけに「それを使ってこの部分を賄おう」という事が多くなっています

もちろんウッドデッキの使用がメインなので既成サイズもありますが、こういった「特注サイズの対応」もする必要があります

いつそのご依頼を受けるか分かりませんが、その時の為にも大型盤木や角材を準備しておく必要があります

特注サイズの製品は私も見た事が無いモノばかりなので、出来上がりが楽しみなんです

今回もイペならではの木目のある「ザ・天然木」といった風合いなので魅入ってしまいましたね

今からこれを大阪へ向けて出荷します

どこの公園かは分かりませんが、丈夫なベンチとしてしっかりと役目を果たしてほしいです

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公園の柱 「トータルコスト(=材料費+人件費)」の試算

公園で使用する柱を製作しました

これは「イペ」という高耐久性木材の柱の特注サイズです

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「イペで140角の柱が欲しいんやけど」

図面に指示されていたサイズが140角で、このサイズが既成品(既成サイズの最大は100角)に無く、業者さんに断られてウチに問い合わせてきたそうです

こういった特注サイズのイペに対応するために、大型角材を仕入れているので現状の在庫からこのサイズと本数が取れるのかを確認しました

「作れますよ」

そこから製作開始です

「イペは切るのが大変やから長さも切ってくれる?」

140角だけでなく長さも指定サイズにカットして納めさせて頂きました

イペは非常に強い木材です(なんと屋外耐久年数は20年以上)

だから公園のような公共の場所に使用されているのですが、設置する方にとっては大変な樹種でもあります

その手間を少しでも軽くするために協力できるところをこちらでやってお届けしています

材料費は加工賃がプラスになるのでアップしますが、その分現場での加工が無くなるので、人件費が下がります

大人数で設置する現場程、このコストダウンは大きいので「トータルコスト(=材料費+人件費)」で試算を検討して頂ければと思います

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「二階の手摺をイペで作りたいんやけど」

「二階の手摺をイペで作りたいんやけど、厚さ30の幅230ってできる?」

久しぶりに規格外サイズのご依頼がありました

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イペはハードウッドの中では珍しく既製品よりも大きいサイズにも対応できる貴重な樹種です

常に250×250mmなどの大型角材を準備しているので、倉庫に行ってその在庫の確認をしてから

「出来ますよ」

と返事をして製作が開始されました

結構長さを必要とする場所でしたので、合計9枚のイペの板材を製作して納めさせて頂きました

イペは人気の樹種だけにいろんな場所で使用されることが多くなってきました

求められるサイズも「こんなのが欲しいんやけど」といった感じで既製品外のサイズを求められることも多いです

小さいサイズであれば既成サイズのイペを再加工して仕上げられるのですが、大きいサイズは今回のような大型角材を持っていないと対応できません

最近の傾向としては大きいサイズを求められています

イペの大型角材はコンテナで入荷する際に現地で「取れたら入れる」という感じなのでどんなサイズの物が来るのか分からないのですが、今回のような指定サイズが取れる角材をその都度引っ張り出して製材→加工しています

既成サイズだけでなく特注のイペ材を製作するのも楽しいです

特に完成したところを見るとめったに見ることのできない仕上がりになるので私も楽しみにしていました

見た感じもいいし、機能としても20年以上は安心して使える材料です

この景色をお家の方にも楽しんでもらえればと思います

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