もっといろんな場所で使ってもらう為の加工

今回はイペ材で「こんなサイズを作って下さい」とすべて特注寸法の製品を製作しました

イペの特注寸法への製作は得意とするところでしたので、早速製作に取り掛かります

まず桟で使用する20×45mmです

ウッドデッキ幅105mmを製材して2つに割ってから、表面加工をして20×45mmに仕上げます

角もR面取りしています

これは幅広の板材です

厚さ30mmで幅が280mmの超幅広サイズです

こちらに関してはウチで保管している大型盤木から製作します

倉庫に見に行くと80×300mmの盤木があったので、それを製材→4面加工で仕上げていきます

長さもジャストカットで40枚全て揃えました

これはちょっと変わった形の依頼です

1つの角だけを半径12Rにして欲しいとの依頼でした

丁度その刃物があったので、加工機にセットしてこの形状に仕上げました

あとは小さい小物の製作依頼です

こちらも長さをジャストカットして箱詰めしていきます

正直、使用用途に関しては不明ですが、こんな感じで「このサイズが欲しい」というご依頼はよくあります

倉庫に見に行ってその都度職人と相談して製作していきます

既成サイズだけではなく、いろんなサイズ・形状に仕上げる事で、いろんな場所・用途に使用して頂けると思うので、イペの可能性を広げる上でも依頼された製品をもっと作っていこうと思います

※イペについて https://www.ipezai.info/

荷降ろしだけでも考えて行動する

来週出荷のイペデッキ一式を取り出しています

今回はかなり量が多いので荷降ろしの事を考えながら荷造り仕様と思います

イペは重い樹種なので現場での移動が大変です

「ここに降ろしといて」

大工さんに指定される場所が遠い場所だったり、室内だったこともあり「何から降ろすのがいいか」は結構重要だったりします

今回は下地もオールイペ材で行くので角材もより分けています

大体デッキを設置する時は下地からなので角材から先に使われていきます

そうした時にデッキの下に角材を置いてしまうと大工さんが取り出すのに苦労してしまいます

そこでデッキをまず降ろして、その上に角材を置いていく

そうすると少ないスペースで作業効率のいい置き方になります

現場での荷降ろしだけでも、その先の作業の事も考えてやりやすい状態にしておく

そしてみんなと一緒になっていいベランダ・デッキを作る

その一端を担う為にも「みんなの事を考えながら行動する」ことは大事だと思います

※イペについて https://www.ipezai.info/

「イペ」の歴史について

古い写真ですが、これはイペ角材を公園のベンチに使用したところです

※イペとは https://www.ipezai.info/

イペは公園や遊歩道のような公共の場所で使用する木材に最もよく使用されています

それは80年代のウォーターフロント開発でそういった場所に木材を使用するにあたり「すぐに腐食でダメになったりしない、長持ちする木」の需要が高まった時に採用された経緯があるからです

もちろんそれだけの性質を持っているからこそですが、これでイペの知名度は格段に上がりました

その後の経過も良好なことからイペの実績と信頼は高くなり、何十年か経過した後、交換時も「前回上手くいったから今回もイペで」というサイクルになっています

これは日本だけの現象ではなく世界中で認められているようです

海沿いや川沿いなど通常の木材にとっては傷みやすい環境の場所こそ「イペで」といったイメージになっています

現在もその実績と信頼を積み重ね続けていると言えるでしょう

今後もまだまだいろんな場所で活用されていくと思います

※イペについて https://www.ipezai.info/

「階段板をイペで作りたいんやけどこんなサイズ出来る?」

「階段板をイペで作りたいんやけどこんなサイズ出来る?」

建築会社さんからイペで厚さ40mm 幅270mm 長さ1500mmの依頼がありました

既製サイズを超えるような大型製品は得意とするところで、早速倉庫に行ってこれが取れる材料があるかを確認しました

依頼された階段板の枚数は多かったのですが、長さが短かったので材料的に製作可能な数量でした

その旨をお伝えしたところGOサインが出て製作開始です

イペの角材で300×300mmがありましたので、まずは製材で45×280mm程度に取り出します

その後、表面を加工して写真のようなつるつるの状態の40×270mmを仕上げます

最後は1500mmに長さカットして完了です

ウチから出荷する時はただのイペの板をバンドルだけした状態で出ていくので、こうした完成したところを見る機会は実は少ないんです

こうした写真を見ると「あの板がこうして使われているんだ」と実感できて、お役に立つことが出来ているなと感慨深さも沸きます

イペならば20年以上は間違いなく使用できます

お家の方にとっても「安心して長い間任せられる板」になると思います

イペの能力を存分に発揮して喜んでもらいたいと思います

※イペについて https://www.ipezai.info/

塀板の取り付けを簡単にする為に「カット+穴あけ」までおこなう

「イペのデッキに穴をあけて持って来てくれんか」

大工さんから塀板を作るにあたって、ボルト止めの穴まであけた製品のご依頼でした

※イペとは https://www.ipezai.info/

今回使用する「イペ」は超硬質木材で有名なウッドデッキです

塀板の場合、一番懸念されるのが「腐食」です

「腐食に強い板」ということで「イペ」を選んでもらいました

お家の方にとっては「20年以上は使用できる」頼りになる木ですが、一転大工さんにとってはカットしたり穴をあけたりするのが大変な木になります

そこで「イペのデッキに穴をあけて持って来てくれんか」になるのです

用途的に柱間の距離が決まっているので「穴あけ」だけではすみません

「長さカット」も含めて持って行かなくてはなりません

「長さカット+穴あけ」したイペはもう取り付けるだけです

この現場にお届けした後、大工さん一人で一日で取り付けが出来たそうです

そうした場合、材料費として加工費が上がっていますが人件費は下がっているのでトータルコストを安く抑えることが出来ました(もし大工さん一人でカット・穴あけをおこなっていたならば2~3日はかかりますので)

お家の方にとってはトータルコスト(材料費+設置費用など)が非常に重要です

大工さんと一緒になって、我々も少しでもその費用を抑えることに協力したいと思います

※イペについて https://www.ipezai.info/