こちらの木材の部分は「イペ」で製作しています
設計士さんが「イペの模様を室内に使いたい」ということを言われ、我々と一緒に設置まで付き合って頂きました
「イペ」は元々屋外のウッドデッキに使用されている製品で今回のような「室内の建具」は初めての経験でしたのでこちらも考えられる不安要素をつぶしていくようにしました
一番の不安要素は「乾燥」です
木材は乾燥していないと変形します
室内では冷暖房もありますのでそれにより変形してしまっては不具合が生じてしまいます
イペはウッドデッキでの使用を前提としているので、室内での使用に耐えられるほどの乾燥はさせていません
「人工乾燥を2回かけてからじゃないとダメだな」
それをしてからようやく指示された形状への加工を始めます
図面で指示された形状はかなり複雑で、ここまでの製作は初めてでした
「ビスの下穴もあけて欲しい」
これはもう困難極まる製作です
これが全てではありませんが、数量で言うとそれほど多くはなかったので逆に助かりました(これで大量生産は無理です)
ここまで仕上げて現場へ納めさせて頂きました
現場では表面にクリアワックスを塗られていて、それが木目を浮き立たせる感じになっていい雰囲気を醸し出していました
初めての体験で完成するまで私も「どうなったかな」と不安でしたがこれを見て安心しました
今までイペは「強度・耐久面」などの「機能面」で重宝されてきたと思っていましたが、今回のような「見た目」で選んで頂けたのは驚きでもあり、イペの可能性を感じました
この可能性は「イペ」をもっといろんな場所で活用されていくキッカケになると思います
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