今日はイペ材とはどのような樹種かを説明させて頂きます
原産地
ブラジル・ペルー・パラグアイなどのアマゾン川流域を中心として分布する
特性
ノウゼンカズラ科 tabebuia属の広葉樹
丸太直径60cm~1mくらいで木肌は緻蜜。比重は重く、反り・暴れなども少なくとても頑強
原木が大きい分5メートル以上の材も成材可能な事から港湾施設など、広い面積のデッキなどにも対応
心材は黄色みを帯びた緑褐色・辺材は黄白色。心材と辺材の境界がはっきりとみてとれる
また、道管中に含まれる「ラバーコール」のはたらきにより、防虫性に優れた素質を持ち合わせ、それに併せて防水性にも優れている
その反面、成材過程などにおいて、「ラバーコール」による皮膚炎などを起こす場合がある
加工性
硬質材で密度はきわめて高く、鋸引き等の加工には超硬度刃物を使用
釘打ちは困難なため、道穴、ボルト締めが必要
用途
フローリング・ウッドデッキ・構造材・桟橋・木橋・船舶材・枕木などに用いられる
他の木材との強度比較
イペ
比重 1.12
曲げ強度 1,848kg/cm2
圧縮強度 966kgf/cm2
ウリン
比重 1.04
曲げ強度 1,886kg/cm2
圧縮強度 911kgf/cm2
ジャラ
比重 0.82
曲げ強度 1,140kg/cm2
圧縮強度 618kgf/cm2
セランガンバツ
比重 0.98
曲げ強度 1,331kg/cm2
圧縮強度 701kgf/cm2
イペについて https://www.ipezai.info/