ウッドデッキの材料をラックで使ってみるとどうなるのか

今回はちょっと変わったご依頼でした

お問い合わせとしては「イペでこんなサイズの板を作れますか?」というものでしたが

「何に使われるのですか?」と尋ねたところ

「ラックに使うんです」

「!!!???」

イペの木肌を気に入られた方が、ご自身の製作されるラックの周囲の板や棚板をイペ材で作りたいとのことでした

普段はウッドデッキとして使用している材料をラックで使うとなるとどうなるのか?

私は驚きながらもすぐに「これは乾燥度合いが重要だな」と思い、人工乾燥をしてからの指定サイズへの加工の工程を組みました

いつもの屋外使用ではなく、室内使用の材料ですので乾燥材じゃないと変形がどうしても起こります

ラックですのでそれは許されませんので、しっかりと人工乾燥をかけること、またご指定を受けたサイズが板厚が薄いことも幸いでした(板厚が厚いと水分が抜けにくいので)

この工程でイペ板を製作して出荷しました

弊社を出発する時はただの板でしたが、今回の写真のように完成したものを見ると見違えて見えました

やはり材料は完成して初めて価値を持つ・輝きだすものだなと思いました

あとよくこのようなアイデアを出して完成まで仕上げる実行力にも感心させられました

綺麗なラックが出来ているなと思います

イペ材の加工について https://www.ipezai.info/

「当たり前」の状態を20年以上保つ重要性

あるお家の方から「イペでベランダを作って欲しい」とのご依頼を受けました

イペの評判を聞いてご自宅のベランダに使用してみたくなったとのことです

こうした一般の方にまでイペの信頼が浸透していることに驚きつつ、私もイペならば安心してその期待にお応えできると思っています

デッキ板のみならず、下地の束柱・根太までオールイペ材のベランダです

この状態でも20年以上使用できるのは間違いありませんが、更なる耐水性の向上をすべく表面に塗装もおこないました

これで「安心して使用して下さい。もうデッキの方は大丈夫ですから」とお渡ししてきました

今頃は生活の一部となって「当たり前にある存在」になっていると思います

「当たり前にある存在」を20年以上保つという事は実は重要なことだと思います

心配かけさせずにこれからもお家の方の生活を下から支えてもらえればと思います

イペについて https://www.ipezai.info/

規格外サイズのテーブル

こちらは屋外に設置されるテーブルの天板です

サイズは厚さ40mm 幅280mm 長さ2,200mmです

「外に置くテーブルなので腐食しにくい木でお願いします」

今回のご依頼はこのような感じでした

「腐食しにくい木」は何種類かありますが、問題はサイズです

このようなサイズは規格外サイズになる為、特注の製作が出来る樹種に限られてきます

実はこういった「腐食しにくい木」は往々にして海外からの輸入されてきた樹種で「既製品しかない」のがほとんどなんです

なので既製品よりも小さくする加工ならばできるのですが、既成サイズよりも大きいサイズのオーダーにはこたえられる樹種は限られてきます

「腐食しにくい木」「規格外サイズ(既製品よりも大きいサイズ)の製作が可能」

この条件を満たす樹種として「イペ」しかありませんでした

「イペ」は屋外でも20年以上使用することが出来る超硬質木材で、その強さは塗装や防腐処理も必要ありません

人肌が触れるテーブルの材料としては自然の状態のまま使うことが出来るので用途にも合っています

製作し終えた時は、硬質木材という事もありやはり重厚感を感じます

これをテーブルに使って頂ければ満足して頂けると思います

20年以上にわたって屋外テーブルとしてのお役目を存分に果たしてもらいたいです

イペの規格外サイズの製作について https://www.ipezai.info/

ベランダ設置予定場所まで配達終了

現在新築の家を建てている現場にベランダも設置します

今回は「イペ」という樹種のウッドデッキと大引きのご依頼を受けて、配達しました

「イペ」は「ハードウッドの王様」と呼ばれる程人気の高い樹種で、公園や遊歩道などの公共の場所で使用されるウッドデッキに最もよく使用されています

その為、一般の方への認知度も高く今回はイペのご指名を受けて納入させて頂きました

人気の理由は何といってもその強さです

こうした雨に濡れる屋外でも20年以上使用することが出来ます

その間に防腐処理や塗装も必要ありません

自然の状態のまま設置しても長く安心して使うことが出来、また設置後の経年変化も色落ち程度で表面は良い状態のままキープしています

その強いイペウッドデッキもお家の方にとっては頼りになる最高のデッキですが、大工さんにとっては非常に設置が大変な樹種になります

硬い為、カットやビス打ちも大変です

ビスは直接打ち込むのではなく、必ず下穴をあけてからでないと入っていきません

今回はベランダ設置予定の場所の前に置かせて頂きました

後は大工さんにお任せです

いいベランダを作って頂いてこのお家の方に安心して暮らせるものにして頂ければと思います

イペデッキについて https://www.ipezai.info/

イペ柱の規格外サイズ 140×140mm

今度公園の柱で使用するイペ角材の規格外サイズ140×140mmです

イペは公園など公共の場所で最もよく使用されている樹種で、その強さは屋外でも20年以上使用出来る程です

そんなイペの角材で既成サイズの最大は100×100mmです

しかし「イペでこんなサイズの柱が必要です」といった感じで既製品以上のサイズのご依頼もよく受けます

あらゆる場所で「これをイペで・・・」「こんなサイズをイペで・・・」などなど設計士・デザイナーさんが提案するのに合わせて、こちらも「規格外サイズの対応もしなくちゃいけないな」と思い、300×300mmや250×250mmの大型角材を仕入れるようにしました

どんなサイズが提案されるかわからないので、提示されたサイズを見て「じゃあこの300×300mmから4本取りで・・・」といった感じで製材→表面加工をして製作しています

規格外サイズも対応することで、イペの使用範囲も格段に広がりました

それによって規格外サイズの準備も増えてきましたが、あらゆる場所で活用して頂けるのであればこちらも準備をして待とうと思います

今回のようなイペの強度で140×140mmでしたら相当な強度と耐久年数になります

公園はいろんな方が長くお付き合いする場所ですので、これくらい丈夫な材料を使用して頂ければこちらも安心してお渡しすることが出来ます

イペの規格外サイズについて https://www.ipezai.info/