大工さんのトータルコストの試算

「イペの板に穴をあけてきて欲しいんやけど」

「これはどこに使うんですか?」

「塀板にしようと思うて」

大工さんから「現場でのカット・穴あけ」をウチでやってから持って来てほしいとのご依頼でした

まず「塀板」に「イペ」の選択は正しいと思います

「耐久年数の長い木材=イペ」として知られているので、雨による腐食に対しての一番効果的な樹種の選択です

次に「耐久年数が長い=硬い」という事にもなる為、「硬い=カット・穴あけが大変」につながります

そこが分かっているからこその今回の加工依頼になります

長さカットと穴あけもしていれば後は取り付けだけです

大工さん一人で一日で完了しました

ここで考えなければいけないのはトータルコストです

設置にかかる費用でやはり大きいのは人件費です

今回の場合、材料費に加工費が追加になりますが人件費が1日分になります

トータルコスト=材料費+加工費+1日の人件費

これが加工無しでお届けした場合、現場でカット・穴あけをする必要があります

大工さんは一人なので、どう頑張っても2日はかかります

そうすると

トータルコスト=材料費+2日の人件費

になります

大工さん1日の人件費>加工費

は間違いありませんので、加工をしてから持って行くとトータルコストを低く抑えることが出来ます

これは今回の件に関してですが、もし設置の際は加工費と人件費を試算してトータルコストを算出してみるのもいい方法だと思います

▼イペについてはコチラ↓

https://www.ipezai.info/

投稿者: ipeadmin@

塚田木材株式会社 イペ担当 塚田智大 イペのウッドデッキ・角材の販売から加工までおこなっています

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