「ビス穴もあけて納入することは出来ます?」
水族館のウッドデッキを交換するにあたって、現場での作業を出来る限り短縮したいという事で、指定のサイズ(厚さ・幅から長さカットまで)に仕上げてビス穴まであけて持ってこれるか、というお問い合わせでした
「了解しました」
とお応えして製作開始です
指定サイズに仕上げる、というのは手間ですが逆にこれが助かりました
既成サイズにビス穴をあけてくれ、と言われる方が逆に出来ないご要望になります
それは木材である以上、どうしても反りは生じています
反りが生じた状態でビス穴をあけるのは絶対にずれが生じてしまいます
今回のように厚さ・幅から長さまできちんと再加工して「真っすぐな」イペにしてからビス穴をあけないときちんとした位置にあかないことになります
とはいえ枚数がかなりの量だったので心配はありました
「これでいいと思うけど何か起きないかな」
と不安はよぎります
10トントラック一車分のデッキを製作して福島まで送りました
結果は特に問題もなく設置することが出来たそうです
枚数は多かったけれどもビス打ちだけの状態だったので設置も早く終わったそうです
確かにいつものようにデッキ材だけ納入して、現場でこの枚数をカットしたり下穴をあけてビス止めをしたりするのは不可能だったと思います(もしくはものすごく時間がかかっていたでしょう)
かなりの人数でおこなったそうですが、この加工費以上に日数の削減による人件費のコストダウンの方が大きいでしょう
神経を使う作業でしたが、設置完了までに少しはお役に立てられたらうれしいですね
※イペデッキの加工について https://www.ipezai.info/