「イペでこんな物を作って欲しいんですけど」

「イペでこんなサイズの物を作って欲しいんですけど」

ちょっと使用用途が不明だったのですが既成サイズには無いサイズ・形状のイペ材の依頼があり指定寸法を見ながら作っています

最初の写真は厚さ28mmで幅90mm、長さも1400mmのジャストカット品です

これが一番難しかった大型のイペの板です

厚さ30mmで幅280mmです

こちらも長さは1200mmのジャストカット品です

これはイペ特有の大型盤木の輸入品から製材→四面加工で仕上げています

こちらも特殊サイズですが、他と違うのは「一個の角だけR10で面取りして下さい」という依頼でした

R10用の刃物に替えて加工しています

これは桟のような細い材です

18×40mmで長さが3600mmでした

これは既製品のイペデッキ20×105mmを引き裂いて2丁取りで作りました

最後は長さ250mmの2種類の材については段ボールに詰め込んでいます

これが終われば今回の依頼は完了です

先程の桟だけ長いですが、今からバンドルして関東へ発送です

※イペの加工について https://www.ipezai.info/

配達準備 ウッドデッキの仕分け作業

今度現場に持って行くイペデッキをより分けています

いろんな長さのご注文を受けましたので、同じサイズでも長さが異なるいろんな種類があります

広いベランダの製作となるとデッキの枚数や下地の角材・柱なんかはかなりの数量になります

イペは強度が強いデッキなだけに、重量も他の材よりも重いです

枚数が多くなるとトラックを運転していても重量を感じますちょっと後が沈んだ感じになっています)

取り出していると配達した時の荷降ろしの数量も分かるので気合が変わってきます(荷降ろしは大変なんです)

さあ、サイズごとにまとめて明日出発です

※イペデッキについて https://www.ipezai.info/

「20年の実績と信頼」はイペの一番の強みかもしれない

昔の公園のベンチの写真です

公園のような公共の場所に木材でベンチを設置することはよくありますが、管理する方にとって一番懸念するのは「腐食」です

木材である以上、どうしても避けられない所なので対応策は「腐食しにくい樹種を使う」です

「イペ」はそうした場所で最もよく使用されます

※イペとは https://www.ipezai.info/

イペの腐食に対する強さの目安で「屋外でも20年以上使用可能」です

1980年代から公園や海岸沿いの遊歩道などで木材のデッキなどが使われ始めて、その時にイペが席巻した経緯があります

その後の経過も順調なことから信頼を勝ち得て今に至ります

20年以上の実績を持つ樹種はなかなか現れないでしょう(時間がかかるので)

担当される方も20年の実績のある樹種から「他の樹種に挑戦する」というのはリスクがあるのであまりしたがらない感じです

交換する時もまたイペで

これはいろんな現場で経験しました

「20年の実績と信頼」はイペの持つ一番の強みかもしれません

中庭の階段を新調

「イペでこんなサイズの物作れますか?」

設計士さんからのお問い合わせで

「これは何に使われるんですか?」

と聞いたところ

「階段に使おうと思って」

なるほど

イペの板で厚さ40mmで幅280mm長さ1200mmと既成サイズには無い大型サイズでした

どこかのお家の中庭へ下りる階段に使用するとのことで、ちょっと倉庫に行ってそれが取れる板があるのかを確認してきました

「作れます」

そうお応えして製作を開始しました

長さが短いのが幸いして、枚数は結構多かったのですが指定数量を取り出すことが出来ました

イペを指定したのは「腐食」の対策です

イペのような腐食に強い「ハードウッド」と呼ばれる樹種は何種類かありますが、今回のような大型サイズが作れるのはイペだけではないかと思います

設計士さんの狙い通りの製品と、お家の方にとっても丈夫で安心して使用できる階段が完成しました

私もイペならば安心してお渡し出来ます

今までと異なる中庭への風景も存分に楽しんで頂ければと思います

※イペについて https://www.ipezai.info/

「ボルト穴+長さカット」でコストを抑える方法

「イペのデッキに穴開けてもってこれる?」

大工さんからの依頼で聞くと現在塀を作っているそうです

「イペのデッキに穴をあける」というのは塀板として使用するイペのデッキに「ボルト穴をあけて持って来てくれ」という事です

そうした場合、当然「長さカット」もしなければいけません

現在建設中の塀の柱の距離を聞いて「長さカット+ボルトの穴あけ」をして持って行きました

ここまで加工しておけばあとは「ボルト止め」だけで済みます

大工さんは一人で作業をしていましたが一日で設置完了しています

当然、「長さカット+穴あけ」の費用は材料費にプラスになりますが、その分設置時間・日数が格段に減っているので人件費は下がります

トータルすると最小限のコストでの設置が完了しています

大工さんもそれを狙っての加工依頼だったと思います

工事で一番費用がかかるのは人件費です

人件費を安くする為に、材料費が上がってもトータルは安くさせることが出来る、という事を知って頂ければと思います

※イペについて https://www.ipezai.info/