「イペ材でこんなもの作れますか?」
お問い合わせの電話がかかってきたときに頂いた図面をみるとかなり変わった形の製作依頼でした
「これは何に使われるんですか?」
「機械に取り付ける部品なんです」
なぜこれを木製にする必要があるのかは分かりませんでしたが、ウチでやることは「イペでこれが出来るか?」ということです
一番厄介だったのが横と高さが130mmとかなり大きい所です
イペ角材の既製品は最大100×100mmです
これより大きいので特注対応用のイペの大型盤木から製材して取る必要があります
長さは300mmのモノが4個だったので、3mくらいの155×155mm角を切断して、そこから製材→四面加工して130×130mmに仕上げました
ここからはこの両側の大きい段差を付けます
刃物を当てた後で表面は綺麗に仕上げる必要があります
T字にしてから最後はボルトの穴あけで完了です
柔らかい木ならばそれほど難しい作業ではないのですが、イペは一つ一つの加工がやはり大変です(硬いので)
「木材である必要があり、かつ強度も必要」
機械部品に必要な要素がこれだったのでしょう
ここに関しては踏み込みませんでしたが、とりあえず我々が担当したところは出来上がったので後は発送して完了です
※イペ材の加工について https://www.ipezai.info/