「イペ材で30×230mmって作れる?」

今回、あるお家の手すりを担当しました

建築会社さんから

「イペ材で30×230mmって作れる?」

という問い合わせがあり

「出来ますけど、何に使われるんですか?」

「手すりにしたいなと思って」

なるほど、雨に強い材料で高級感を出したいのが狙いだなと思い製作を開始しました

イペは非常に強度の強い性質を持ち、雨に濡れる場所や海沿い・川沿いなど木材にとって厳しい環境でよく選ばれる材料です

2階の手すりという事もあって、まずは「耐水性」を配慮した材料選定です

また、今回の肝になるのがサイズの30×230mmです

イペのような「ハードウッド」と呼ばれる高耐久性木材は他にもあるんですが、30×230mmの「乾燥した」材料を作ることが出来るのはイペだけだと思います

乾燥していないと反り・縮み・ひび割れがすぐに生じる為、乾燥材であることは必須です

イペの用途は多岐にわたる為、他のハードウッドには無い大型の板や角材も輸入されているんです

その為今回のようなサイズも製作が可能で、手すりへの対応もできます

イペは高級感のある見た目で、機能としても20年以上は間違いなくもちます

完成したところを見た時「綺麗な手すりだな」と思いました

お家の方にも喜んで頂き私も嬉しいです

※イペについて https://www.ipezai.info/

3週間で見違えるような変化

今回できたイペのウッドデッキです

表面塗装までして完璧に仕上がっています

今回は厚さ30mmのウッドデッキを使用しており、かなり頑丈なデッキになっています

元々イペは「ハードウッドの王様」の呼ばれる高い強度と耐久性を持ったデッキです

一般住宅でしたら厚さ20mmでも十分対応出来ます(根太の間隔にもよりますが)

今回は根太ピッチもそれほど広くないですが厚さ30mmなので相当負荷がかかっても大丈夫でしょう

そこから更に表面塗装までしているので、耐水性はさらにアップしています

3週間ほど前はこんな感じだったのに見違えるように変わりました

20年以上は間違いなく使えます

足元の丈夫さは生活をする上で余計な手間や不安を抑える効果があります

安全に安心してそして長く使えるデッキが完成しました

喜んでもらえると嬉しいです

※イペについて https://www.ipezai.info

機械の穴あけは前準備がこれだけ大事

これはある水族館で使用するウッドデッキの写真です

「ビスの下穴もあけて持ってこれますか?」

かなりの枚数(10トントラック2台分)だったので、現場でこんな穴をあけるのは困難だと判断したのだと思います

ビスの穴位置が決まるという事は「まっすぐ」になっていることと「長さカット」も含まれることになります

「まっすぐ」とは通常のウッドデッキだと自然素材ですから多少の反りがどうしてもあります

各材料毎に反りにも違いがあるので、このまま穴をあけてしまうと穴位置がずれてしまいます

その為、厚さと幅をそろえる為に表面加工をしてまっすぐな材料にします

その後、長さカットも正確にして「すべての材料を同じサイズ・形状」にします

そこからようやく穴あけに入ります

ビス穴は小さいので数ミリズレると合わなくなります

ここは機械であけていくのですが、その為には先程の準備がとても重要になってきます

とりあえず考えられる不安要素は攻略して製品が出来上がってもやっぱり心配でした

到着してから「電話がかかってきたら怖いな・・・」と思いつつ過ごしてきましたが特に何の連絡もなく数か月後完成のお便りを頂いた時ようやく安心しました

このデッキならもう「取り付け」だけなのですが量が大量だったので人海戦術で大勢でビス打ちをおこなったそうです

ここまで来たらちょっと見に行きたい気持ちはあったのですが東北の遠方の場所だったのでなかなか行けずもったいないことをしたなと思います(写真撮りたかったな)

でも一つの案件でここまでの量をこなしたのは初めてだったのでいい経験をさせてもらいました

※イペについて https://www.ipezai.info/

「イペでこんなの作れますか?機械に取り付けようと思って」

「イペでこんなの作れますか?」

「これは何に使用するものなんですか?」

「機械に取り付けようと思って」

なぜ木材で機械の部品にするのか不明でしたが、おそらく硬い材料が必要で負荷がかかる場所に取り付けるのかな、と思い了承しました

このくらいの小さい部品で数量も少なかったので何とかなりました

しかしイペはやっぱり硬いです

この深さの掘り込みをするのは大変でした

ボルト穴はまだいいにしてもてっぺんのR面取りなんかも結構時間がかかります

実際に取り付けられている機械装置を見たい気がしますがとにかく図面の部品を製作は完了しました

今から梱包して関東へ出荷で出します

※イペについて https://www.ipezai.info/

イペのこだわったのも「信頼感」です

ちょっと変わった「縁側」が出来ました

「変わった」というのはデッキ板・根太が「マニルカラ」という樹種を使って、束柱を「イペ」という異なる樹種を使用している点です

元々お家の方から「イペで縁側を作るとどのくらいになりますか」と問い合わせを受けて見積もったところ予算オーバーだったので

「マニルカラはイペと同等の強度のある樹種で、これで作るとこうなります」

とオールマニルカラで提案しました

すると「予算内だけどこの部分だけイペに替えてくれる?」

と束柱だけイペにしてデッキ・根太はマニルカラで決まりました

束柱は地面から垂直に立っている角材の事で、縁側そのものを支える一番大事な場所です

また地面に一番近いし、床下になるので湿気や空気の流れ的にも腐食しやすい環境にあります

ここをイペのこだわったのも「信頼感」です

マニルカラよりも知名度・実績の高いイペはお客さんに安心感や信頼があります

元々イペを希望されていることもあって、要の場所にイペを置きたかったんだと思います

新しい縁側は今後長い間生活の一部になります

価格は重要ですが、それよりも大事なところもあります

そこを担ってもらえるイペはさすがだなと感じます(信頼感など)

イペの支える丈夫な縁側で安心して活用してもらいたいです

※イペについて https://www.ipezai.info/