「2階の手すりにしたいんやけど、イペでこんなの作れる?」

「2階の手すりにしたいんやけど、イペでこんなの作れる?」

大工さんが希望していたのは厚さ30mm 幅230mmの板でした

特注サイズのイペでしたのでウチに問い合わせてきたとのことです

※イペとは https://www.ipezai.info/

我々も倉庫の中にあるイペの大型盤木を見て

「このサイズでしたら作れますよ」

「じゃあ○○まで持って来て」

と製作を開始しました

イペの大型盤木をまずは製材します

大まかに35×235mmに製材した後、四面加工・R面取りで30×230mmに仕上げます

手すりの長さが結構長かったので、何枚かに分けて納めさせて頂きました

このような既製品とは違う「特注サイズ」の製作はこれまで何度もおこなってきました

イペのご要望は多岐に広がっているので求められるサイズも多様化している感じがします

でも出来上がった現場を見ると今まで見た事が無い状態になので見ごたえもあります

いい手すりが出来たと思います

お家の方にも喜んで使用して頂ければと思います

※イペについて https://www.ipezai.info/

入念な塗装をしたイペのベランダ

先日納入したイペデッキのベランダが完成したので見に行ってきました

今回はデッキ板のみ(下地は別素材)で入念に塗装仕上げにしていました

「イペデッキ」は無塗装でも「20年以上使用できる」超硬質木材です

厚さ20mmでも問題ありませんが、今回は厚さ30mmのデッキで更に表面塗装までしています

これで更に使用年数が伸びることは間違いありません

現場に納めた時がまだこんな状態だったので、完成したところを見るとやはり大工さんの手間・作業の努力を感じます

確か一人で施工されていたので大変だったろうなと容易に想像がつきます

お家の方にとっても安心して長く使えるベランダになりましたので、今から始まる新しい生活を満喫して欲しいなと思います

※イペデッキについて https://www.ipezai.info/

皿ビスの下穴付き 遊歩道のウッドデッキ

公園の遊歩道で使用するイペデッキをオーダーメイドで製作しています

「こんなデッキを現場まで持ってこれますか?」

図面で指示されていたのは「長さカット」と「ビスの下穴」を設けたデッキで、もう現場では取り付けだけの状態にまで仕上げて欲しい、とのご依頼でした

「長さカット」は問題ありません

「ビスの下穴」は神経を使う作業です

特に今回は「皿ビス」の下穴の為、ザグリも「皿ザグリ」になっています

※ザグリとはビスの頭も表面から下にもぐるように設ける穴の事です

皿ザグリの場合、少しでも寸法を誤ると、もうビスの頭が表面から出てしまうので慎重にやらなければいけません

ちなみに同じザグリでもボルト穴の場合は穴径と深さに余裕があれば表面から出ることはないのでやりやすいのです

今回はこれだけの枚数を製作して発送します

長さの方は問題ないと思いますが、やはりビス穴については完成するまでは心配です

本日発送ですが、何事もなく無事設置が完了しますように

※イペとは https://www.ipezai.info/

「イペでこんなの作れますか?機械装置の部品になるんです」

「イペでこんなの作れますか?」

「これは何に使うんですか?」

「機械装置の部品になるんです」

最初に聞いた時は「何で木材を使うんだろう?」と思いましたが、それは先方さんの事情なのでとにかく「イペで作れるか?」を探りました

※イペとは https://www.ipezai.info/

今回は長さ的には250mmと小さいのですが、幅が120mm、高さ100mmと既成サイズのイペ柱100×100mmを超えているので、もっと大きなイペ大型盤木から取らなくてはいけなくなりました

丁度いい短い盤木があったので材料はこれでOK

次は、職人に「イペでこれ作れる?」を聞きました

イペは超硬質木材に分類される木材で、カットしたり削るのが一番大変な木材です

おそらく先方さんが「イペ」を指定して来られたのは「強度」に惚れ込んでのことだと思います

今回は形状としてT字になるくらい削り込みが大きい加工だったので「加工はどうかな~???」とちょっと不安でした

「数が少ないからとにかく頑張って出来るよ」

といってくれて製作スタートです

やや形状の異なるT字の部品を合計4個の製作でしたがなんとか完成させることが出来ました

「4個で助かったわ。数が多かったら無理やわこれは」

職人もかなり苦労してもらいました

これが機械装置に装着されたところを見てみたい気はしますが、それは無理そうなのでとにかくこれから発送して今回の案件は完了です

▼イペについてはコチラ↓

https://www.ipezai.info/

デッキは強度・耐久性だけでなく「信頼性」が大きな要因になっている

今回はちょっと珍しい縁側が完成しました

「珍しい」というのは「デッキ板・根太=マニルカラ」「束柱=イペ」となっている点です

お家の方のご希望はまず「すぐ腐る木はダメ!!長持ちするイペがいい」ということでした

デッキ板から束柱・根太まで全てイペで揃える予定だったのですが、予算を超えてしまいました

そこで

「デッキ板・根太だけでもマニルカラにしましょう」

とご提案をさせて頂き今回の構造に決定しました

マニルカラの事はご存じなかったのでサンプルを持って行って触ってもらったところ、強度については大丈夫だという事を理解して頂きました

マニルカラだとイペよりも価格は安いので予算の範囲に入れることが出来ました

実は最初はすべてマニルカラに変更してご提案をしたのですが

「一部でもイペを使いたい」

とのご要望でした

これはお家の方の気持ちを考えると、イペでやりたかったけれども予算の問題で断念しなければいけない。

マニルカラは正直今知った材料なのでどうなんだろう?

だったと思います

デッキというのは実際の強度・耐久性だけでお施主さんは判断しているのではなく、周りの方の話や実績も含めて「この材料なら」といった「信頼性」が心情的に大きな要因になっていると思います

その点で行くとイペはマニルカラよりも「信頼性」の面で先んじているデッキです(「安心感」と言ってもいいかもしれません)

そこで一番腐食しやすい束柱をイペにして設置しました

束柱は縁側そのものを支える一番大事な場所です

そこをイペに任せることでお家の方の「安心感」も得ることが出来ました

出来上がった時、マニルカラも含めてこの縁側を気に入って頂けたので私も嬉しかったです

強さやコストだけでなく、心情面も考慮しながら適切なご提案をすることが大事なんだなと思いました

イペについて https://www.ipezai.info/